「日本人として、旅をする」ということ
これから、海外に行く。
2月にキューバに行った時、色々な思いを感じたので書き留めておこうと思う。
人種差別をされて
"No one is born hating another person because of the color of his skin or his background or his religion..." pic.twitter.com/InZ58zkoAm
— Barack Obama (@BarackObama) 2017年8月13日
トランプ大統領がKKKに対し擁護するような発言をしてから、
Twitterで過去最多のいいねを集めた、バラク・オバマ前米大統領のツイート。
誰一人、生まれながらに他人を肌の色、出自、信仰で憎む者などいない
南アフリカ前大統領、ネルソン・マンデラの言葉を引用した言葉。
自分もどこへ行っても、軽度の人種差別を受ける。
別に気にしちゃいないけど、もしかしたら自分も「日本人」が差別される原因になっているかもしれないと感じたことがあった。
キューバに行った時、街中を歩いていると「チーノチーノ」と罵声や笑い声を浴びせられた。
”中国人・アジア人”という意味だというのはさておき、 「くたばれチーノ」って言われた時はさすがにおかしいと思った。どこの誰がそんなに、お前にそんな印象をもたせたのだ。と叫びたくなる。笑
肌の色やその他人種的特徴をバカにしているのか。。
過去に出会ったアジア人が無礼をしたのか。。
「過去に出会った誰か」が原因であるならば、
自分も時にそうだし、周りにもそういう人がいる気がした。
自分勝手な「自称旅人」
ここから先は、過去の自分への戒めでもある。
「言葉は通じなくても、海外なんて行ける」
よくいう言葉だ。言葉を理由に、海外に行くことをためらう人は
他でも、やってみてもいないのに、何かにつけて言い訳をつけると思っている。
本気で伝えようと思い、トライしてみれば、身振り手振り・筆談で、あるいは、奇跡的な発音の一致、単語の一致など、いくらでも可能である。
でも、それを勘違いしている人もいる。
「俺は〇〇語をあえて勉強せずにきている、なんとかなる」そういい、堂々としている人がたまにいるけれど実際に一緒に旅をしてみると
多方面で地元の人を困らせている人が多い。
一切、言語も文化も知らない。
旅をしたら、そういうものが見えてくる。みたいな。
いやいや、どう学ぶの?言葉もわからないのに。何も知らないのに。
今までにない自分を探しにきました。みたいな。
ちょっとわからない。今の自分も分かってないのに。日本ではダメで。海外ならなんでわかると思ったの。
そして、日本語を話せず日本の文化をわからない外国人がバイト先などにくると
「非常識な人だ」とかいう。そりゃそうだ。君はあっちの常識を知らない。
「日本人として、旅をする」
自分は、人にどう思われてもいい。
人の為に生きている訳ではない。一人の人間としての自己実現のためだ。
でも、その自分の行いの結果、
日本人もしくはアジア人が「Stupid」と言われるのは違うと思う。
相手からすれば、自分は「初めて出会う日本人」かもしれない。
自分はその人の日本人のイメージを形成する、日本人代表かもしれない。
一般的に言われる、日本人を全うしようとは思わないけど
少しでも、日本人って素敵なやつだったなって言ってもらえて
今後その人に会った人が、もてなされたり、楽しく時間を過ごせるように
出会った人たちとは接していきたいと思う。