超基礎「現在形」について、「進行形」と並べて考える。
英語を勉強しようとテキストを開くと、必ずと言っていいほど最初にある現在形だが、
そもそも現在のことを表すのが目的ではないと感じたので、現在形について考えてみた。
ついでに、混同しやすい進行形についても扱い、結局のところ現在のことを扱うにはどうしたらいいのか問題について考える。
【目次】
現在形
英語を勉強する上で、まず習うのが現在形。
しかし、よく考えたらこれって現在の状況を表しているわけではない。
現在形については、"general" "all the time" "repeatedly"がキーワード。
ex ) Water boils at 100 degrees Celsious. 水は100度で沸騰する。
ex ) I like playing soccer. 私はサッカーが好きです。
上記の例に関わらず、現在形というのは
主に " things in general " " something happens all the time or repeatedly "
つまり「一般的なこと」や「いつものことや繰り返されること」に使う。
上の例は、二つとも今現在起こっているものを表しているわけではなく
何かの事実を述べているのみということ。
現在進行形
では、現在進行形はどういう時に使うのか。
ex ) The Water is boiling. 水が沸騰している。
ex ) I'm playing soccer. 私はサッカーをしている。
これらは、話し手が話をしている時点で現在起こっていることを述べている。
つまり、現在進行形が現在のことについて話す時に使われる文法ということになる。
現在進行形の注意点①
ex ) Nozomi is studying English for work in UK.
ノゾミはイギリスでの仕事のために英語を勉強している。
ex ) Shotaro is reading the book Naoki recommend.
ショウタロウはナオキ推薦の本を読んでいる。
上記二つの例は、今現在の話ではない可能性もある例。
このように、数日前に初めて今現在も途中の状態である時にも進行形を使う。
この二つは、一般的な事象ではないので(近い未来に終了する一時的なものなので)進行形を使う。
特に、読書や勉強などに使うことが多いと感じる。
現在進行形の注意点②
ex ) He works diligently.
ex ) He is working diligently today.
では、この違いはなんだと思いますか。
これは進行形の性質の一つである「一時的な状況を表す」というもの。
上の例の訳は「彼は真面目に働く」だが
下の例の訳は「彼は今日真面目に働いている」。
つまり、彼は今日"は"真面目に働いているというニュアンスになり
いつもより、もしくは今日だけ真面目に働いているというような意味。
もう一つ例文を貼っておく。
ex )
I can't understand why he is being so selfish. He isn't usually like that.
彼がなぜあんなに自己中なのか理解できない。いつもはあんなのではないのに。
⇅この違い
He never thinks about other people . He is very selfish.
彼は他人のことを考えられない。彼は自己中である。
現在進行形の注意点③
3つ目は稀な例。
ex ) I've lost my key again. I'm always losing things.
また鍵を無くした。いつも物を無くしてしまう。
この例は、進行形とalwaysを組み合わせたもので
「よく何かしてしまい困っている」「普通ではないくらい頻繁に何かしてしまう」
ことを表す時に使う。
現在形ではない理由は、いつも鍵を無くしてしまう訳ではなく、なくすという一時的なことが頻繁に起こるというニュアンスだから。
まとめ
現在形という名前なだけで、実態は全然現在を表さない「現在形」
超基礎の内容になったが、スピーキングの際は特に気をつけながら話を組み立てれば
より深い会話ができる。これを機会に少しずつ、英語について自分なりにアウトプットしていこうと思う。