あの人はなぜ東大卒に勝てるのか
あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか―――論理思考のシンプルな本質
- 作者: 津田久資
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2015/09/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ロジカルシンキングのツールを紹介する書籍とは違い、
論理的思考とは何か「学ぶ」ことができる書籍である。
そもそも”考える”とは何か。
"考える"とは、頭の中であれこれ意見するのではない。
既存のフレームワークを利用するだけでは、「学ぶ」に過ぎない。
"考える"とは、フレームワークや考え方の方法を考案することを指し、
既存の法則を利用し問題を解いただけでは「学んだ」に過ぎないという。
「学んだ」だけでは競合との差を作ることはできない。
よくいう、ゼロベース思考は意識していても簡単にはできない。
人間はどうしても先入観が入り、先入観なしに思考するのは難しい。
そのために、「学ぶ」。フレームワークを使い、バカの壁をなくす。
フレームワークは、綺麗に作ることが目的ではない。
バカの壁をなくすために使う。
言葉の語源は ”言の葉、事の端” だといわれている。
境界線を作るのが、言葉になりうる。
言葉を選び、バカの壁を作らないツリーを作ることが
ロジカルシンキングの本質である。
発想するとは単なる直感によるものではない。
「学んだ」ものを「思い出す」し、言葉を「組み合わせる」こともできて初めて生まれるものだ。
発想の質 ≒ 発想の広さ = 情報量 × 加工率 × 発想率
常日頃から、学び、言葉に起こし、説明する。
これが、論理的思考力を養う秘訣かもしれない。