あの人はなぜ東大卒に勝てるのか

 

あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか―――論理思考のシンプルな本質

あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか―――論理思考のシンプルな本質

 

 

ロジカルシンキングのツールを紹介する書籍とは違い、

論理的思考とは何か「学ぶ」ことができる書籍である。

 

 

そもそも”考える”とは何か。

"考える"とは、頭の中であれこれ意見するのではない。

既存のフレームワークを利用するだけでは、「学ぶ」に過ぎない。 

"考える"とは、フレームワークや考え方の方法を考案することを指し、

既存の法則を利用し問題を解いただけでは「学んだ」に過ぎないという。

「学んだ」だけでは競合との差を作ることはできない。

 

 

よくいう、ゼロベース思考は意識していても簡単にはできない。

人間はどうしても先入観が入り、先入観なしに思考するのは難しい。

そのために、「学ぶ」。フレームワークを使い、バカの壁をなくす。

フレームワークは、綺麗に作ることが目的ではない。

バカの壁をなくすために使う。

 

 

 

言葉の語源は ”言の葉、事の端” だといわれている。

境界線を作るのが、言葉になりうる。 

言葉を選び、バカの壁を作らないツリーを作ることが

ロジカルシンキングの本質である。

 

 

 

発想するとは単なる直感によるものではない。

「学んだ」ものを「思い出す」し、言葉を「組み合わせる」こともできて初めて生まれるものだ。

 

 

発想の質 ≒ 発想の広さ = 情報量 × 加工率 × 発想率

 

 

常日頃から、学び、言葉に起こし、説明する。

これが、論理的思考力を養う秘訣かもしれない。